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本日(9/16)の更新一覧

noteにアップされている革靴関係の記事を
紹介するコーナー第2回。

 

第2回目はこちら↓

実はnoteでみた記事では最も考えさせられた話。

要約
・最初は自動化プロセスが進む中、靴に1.4万円は高いと感じていた。
・神戸の靴工場を見学、クリッキングや縫製で手作業が予想よりも遥かに多い。
・機械での接着工程でさえしっかり釘が打たれており、糊でくっ付けて
 はい終わり、なんて工程はどこにもなかった。
・工程が多く、これで1.4万円は安いのでは?と考えが変わった。

記事では実際の作業工程を見たら値段に対する考えが変わったことを
記載されていますが、タイトルほどは掘り下げられていないのが少し
残念に思いました。

実際に靴の値段っていくらが適正なのか、と常々考えています。
はっきり言って一定の値段から上はほぼ技術料金、手間への対価、
関税、ストックリスクに対するバックを考慮された箇所がほとんどの印象があります。
マグナーニやサントーニなんかはよく9万→4万なんかのセール品を見かけます。

結局我々は 定価ーイメージ上の原価=イメージ上の利益分 が定価に近くなれば
なるほど高いイメージを受けます。そこに実情が分かりにくく、自動でぽんぽん
作れそうなイメージを持っているとさらに値段感覚の乖離が進みます。

革靴はコロナの感染が進むにつれ未来のない産業とまで言われています。
生き残るには3つほど改善をしなければならない点があると考えていますが、
そのうちの1つであるネガティブになりやすいメーカーとエンドユーザーの
金額感覚の違いの解消は必要かなと思います。
木型の開発になぜ予算が多く必要になるのか、他者のとの違いが分かりにくい中で
どのような違いがあるのか、という今まで見えにくい部分の開示はその上で必須に
なるのではと思います。