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本日(9/26)の更新一覧

noteにアップされている革靴関係の記事を
紹介し、自分の考察もついでに書いちゃうコーナー第3回。

第3回目はこちら↓

いつものように要点を。

・長く履きたいならグッドイヤーウェルト製法がオススメ
・新品だと硬いので半年は靴擦れと戦う必要がある

さて、上記2点には大きな誤解があります。

①そもそも様々な要因によりその人にお勧めの製法は異なる
上記記事ではグッドイヤーがオススメとされていますが、では
マッケイやセメントはダメなのでしょうか。そんなことありません。
私は下記分類によってオススメする製法を変えています。

・年齢
・職業(自分の役職)
・体重
・好みのデザイン

年齢が高くなればなるほど硬いグッドイヤーの靴を履きならすまでにかかる日数が
変わります。はっきりいって40、50代の方がグッドイヤーの靴を購入しても、
ものになるまでに硬すぎて痛く感じ、履かないようになること請け合いです。
(ちなみに世界的に見ても日本人は足の痛みに敏感で弱いとされています)
であれば、そういった方はセメントやマッケイ製法のような靴のほうがいいと
思われます。マッケイだった1回はオールソールできるので、靴の寿命が尽きるか
その人の寿命が尽きるかを争うレベルにはなります。

体重についても同様で、重い人のほうが靴を曲げるには有利のため
筋肉質や肉付きのいい人はグッドイヤーの靴をオススメします。
ただし体重がある=沈み込みが強くでやすいのでサイズについては
慎重に選ぶ必要があります。

職業ですが、職種や役職によっては移動手段が徒歩が多いか車が多いかに違いが
あったりしますので、仕事に使う靴の場合では考慮する必要があります。
やはり車の運転に有利なのはマッケイでありセメントなので。
もちろんドライビングシューズを別途用意するという手段もありますが。

好みのデザインについてはシルエットの自由度がグッドイヤーが最も低いので
どういったデザインが好みなのかにもよります。
10万は出さないとどうしてもコバがアッパーから張り出す靴が多いので、
シュッとしたデザインにこだわるのであればマッケイのほうがいいかと。
ちなみに上記の理由からハイブランドの靴はマッケイ製法によるものが大多数となります。

 

いかがでしたでしょうか。靴を買うときは上記を加味したうえで選定を
してみてはどうでしょう。ちなみに私は「30代」「通勤は往復で40分以上歩く」「体重が重い」「クラシックなデザインが好き」なことからグッドイヤー、ハンドソーン、
ノルヴィージャン(ノルベジェーゼ)製法が大多数です。
ただしローファーはほとんどマッケイです。